うなぎに合わせる薬味といえば山椒を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実はわさびも相性のよい薬味のひとつです。特に白焼きはもちろん、蒲焼やうな重に少し添えるだけでも、脂の旨みやタレの甘みがすっきり引き立ちます。この記事では、うなぎ専門店の視点から、蒲焼・白焼きそれぞれに合うわさびの使い方や、山椒、大葉、白髪ねぎなどの薬味を使った楽しみ方を紹介します。
「山椒だけが相棒だと思ってたら、まだまだ甘ぇ。わさびをちょいとのせりゃ、うなぎの旨さがキリッと締まるってもんよ!」
うなぎにわさびは合う?専門店の答え
うなぎにわさびを合わせる食べ方は、決して珍しいものではありません。特に白焼きでは、わさび醤油で味わう食べ方がよく知られています。
一方で、蒲焼やうな重にわさびを添える場合は、少し使い方に工夫が必要です。タレの味わいがしっかりしているため、わさびを多く使いすぎると、うなぎ本来の香ばしさや甘辛いタレの余韻が隠れてしまいます。
大切なのは、わさびを主役にしないこと。ほんの少し添えることで、うなぎの脂をすっきりと感じさせ、最後まで食べ飽きない味わいにしてくれます。
わさびがうなぎに合う理由
うなぎは脂の旨みが魅力の食材です。蒲焼の場合は、そこに甘辛いタレのコクが重なります。
わさびを少量添えると、鼻に抜ける爽やかな香りが脂の重さを和らげ、後味を引き締めてくれます。山椒が香りとしびれで味に奥行きを出す薬味だとすれば、わさびはすっきり感を足してくれる薬味です。
特に、脂ののったうなぎや、タレの味がしっかりした蒲焼を食べるときには、途中でわさびを添えることで味に変化が生まれます。
蒲焼・うな重にわさびはアリ?使うなら途中で少しだけ
蒲焼やうな重に合わせる薬味といえば、まず思い浮かぶのは山椒です。実際、甘辛いタレで仕上げた蒲焼には、山椒の香りやほのかな刺激がよく合います。
一方で、わさびを少し添えて味わう食べ方もあります。ただし、白焼きのわさび醤油のように定番というよりは、脂の濃厚さやタレの甘みをすっきりさせたいときの味変として考えるとよいでしょう。
使う場合は、最初から全体にのせるのではなく、うな重の中盤以降に少量だけ添えるのがおすすめです。まずは何もつけずに、うなぎとタレの味をそのまま楽しみます。その後、箸先に少しだけわさびを取り、うなぎの身にちょんとのせて、ご飯と一緒に口へ運びます。
わさびをタレやご飯に混ぜ込んでしまうと、香りがぼやけたり、辛みだけが目立ったりすることがあります。うなぎ一切れごとに少しずつ添えるくらいが、ちょうどよいバランスです。
蒲焼にわさびを使うときのポイント
蒲焼にわさびを合わせるときは、量を控えめにすることが大切です。
タレの甘み、うなぎの脂、焼き目の香ばしさがあってこその蒲焼です。わさびを多くのせると、せっかくのタレやうなぎの風味を隠してしまうことがあります。
おすすめは、うな重の中盤以降です。最初はそのまま味わい、少し濃厚に感じてきた頃にわさびを添えると、口の中がすっきりして、最後まで食べ進めやすくなります。
ただし、蒲焼やうな重では山椒の方が王道です。わさびは「必ず合わせるもの」ではなく、好みに合わせて楽しむ薬味のひとつとして取り入れるとよいでしょう。
白焼きにはわさび醤油がよく合う
白焼きは、タレをつけずに焼き上げるため、うなぎそのものの香ばしさや脂の旨みを感じやすい食べ方です。そのため、わさびとの相性はとても良いです。
食べ方としては、うなぎの身にわさびを少しのせ、醤油をほんの少しつけていただくのがおすすめです。醤油にわさびを溶かしてしまうよりも、身に直接わさびを添えた方が、香りが立ちやすくなります。
山美世のような地焼きの白焼きは、蒸さずに焼き上げるため、皮目の香ばしさや食べ応えも魅力です。まずは何もつけずに一口味わい、その後に塩、わさび醤油と変えていくと、白焼きならではの味の違いを楽しめます。
白焼きに合わせるなら塩もおすすめ
白焼きは、わさび醤油だけでなく、塩で味わうのもおすすめです。
塩を少し添えると、うなぎの脂の甘みが引き立ちます。醤油よりも味が重くならないため、うなぎ本来の風味をじっくり楽しみたい方に向いています。
最初はそのまま、次に塩、最後にわさび醤油。こうして順番に味わうと、同じ白焼きでも印象が変わります。
山椒だけじゃない|うなぎに合う薬味
うなぎの薬味といえば、やはり山椒が定番です。ただ、わさびのほかにも、うなぎと相性のよい薬味はいくつかあります。
薬味はたくさん使えばよいものではありません。うなぎの味を変えるというより、脂やタレの余韻を整えるために少し添えるくらいがちょうどよいです。
山椒
山椒は、蒲焼やうな重と相性のよい定番の薬味です。
タレの甘みを引き締め、うなぎの脂に爽やかな香りを添えてくれます。最初から全体にたっぷり振るよりも、途中で少しだけ使うと、味の変化を楽しみやすくなります。
香りが強い山椒ほど、使いすぎには注意が必要です。うなぎの香ばしさを邪魔しない程度に、軽く振るくらいがおすすめです。
大葉
大葉は、うなぎの脂をさっぱり感じさせてくれる薬味です。
細かく刻んで蒲焼に添えると、爽やかな香りが加わり、後味が軽くなります。特に夏場や、こってりした味を少しすっきり食べたいときに向いています。
白髪ねぎ
白髪ねぎは、食感と香りを足したいときにおすすめです。
シャキッとした歯ざわりが加わることで、蒲焼のやわらかさとの対比が生まれます。タレの味がしっかりした蒲焼に少し添えると、全体の印象が引き締まります。
柚子胡椒
自宅でうなぎを楽しむときには、柚子胡椒をほんの少し添える食べ方もあります。
柚子の香りと唐辛子の辛みがあるため、使いすぎるとうなぎの風味より前に出てしまいます。蒲焼に合わせる場合は、箸先に少し取る程度で十分です。
特に、お酒と一緒に白焼きや蒲焼を楽しむときには、よいアクセントになります。
「薬味ってぇのは、うなぎを隠すもんじゃねぇ。旨さを引き立てる名脇役ってやつよ。少しずつ試して、自分好みを見つけてくんな!」
まとめ|わさびはうなぎの味を広げてくれる薬味
うなぎにわさびはよく合います。特に白焼きでは、わさび醤油や塩と合わせることで、うなぎ本来の香ばしさや脂の旨みをすっきり楽しめます。
蒲焼やうな重に合わせる場合は、最初からたくさんのせるのではなく、中盤以降の味変として少し添えるのがおすすめです。タレの甘みやうなぎの脂を引き締め、最後まで食べ飽きない味わいになります。
山椒、大葉、白髪ねぎ、柚子胡椒など、うなぎに合う薬味はいくつもあります。ただし、主役はあくまでうなぎです。薬味は少しずつ試しながら、自分好みの食べ方を見つけてみてください。
山美世の蒲焼や白焼きも、まずはそのまま、途中から薬味を少し添えていただくと、地焼きならではの香ばしさと味の変化を楽しんでいただけます。
山美世のうなぎ
届くのは、老舗の仕事。



















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