スーパーで買ったうなぎの蒲焼きを前に、「水洗いするとおいしくなるらしいけれど、タレまで流して大丈夫なのだろうか」と迷ったことはありませんか。結論からいうと、表面にタレが厚く付いた市販の蒲焼きは、温める前にさっと流すことで味を整えやすくなります。ただし、すべてのうなぎを洗う必要はありません。この記事では、水洗いが向いているうなぎと避けたほうがよい商品、その理由を解説します。
「洗うか洗わねぇか、迷ってる暇はねぇ。うなぎの状態を見て決めるのが粋ってもんよ!」
山美世のうなぎ
うなぎは水洗いすべき?専門店の結論

うなぎの蒲焼きを水で流す方法は、必ずしも間違いではありません。
スーパーなどで販売されている蒲焼きの中には、照りや味の濃さを出すため、表面に粘りのあるタレが厚く付いているものがあります。そのまま温めると、タレの甘さや濃さが強く感じられたり、身が温まる前に表面だけが焦げたりすることがあります。
このような蒲焼きは、温める前に水または熱湯をさっとかけ、表面の余分なタレや脂を軽く落としてもよいでしょう。
ただし、市販のうなぎをすべて洗う必要はありません。タレの付き方や包装状態、販売元が案内している温め方を確認し、商品の状態に合わせて判断することが大切です。
タレが厚い市販の蒲焼きはさっと流してもよい
表面に厚く付いたタレを軽く流すと、甘さや塩気を調整しやすくなり、温め直したときの焦げつきも抑えやすくなります。
時間が経ったタレや表面の脂の風味が気になる場合も、余分な部分を落とすことで、うなぎそのものの味を感じやすくなります。
タレを完全に取り除く必要はありません。表面のべたつきや、厚く固まった部分が軽く流れる程度で十分です。
タレが柔らかければ水でも流せる
表面のタレがそれほど固まっていなければ、水を短時間かけるだけでも軽く落とせます。
長く水にさらしたり、身をこすったりする必要はありません。目的はうなぎそのものを洗うことではなく、表面に残った余分なタレを整えることです。
冷えて固まったタレには熱湯が向いている

冷蔵された蒲焼きは、タレや脂が冷えて固まり、粘りが強くなっていることがあります。
この場合は、水よりも熱湯をさっとかけるほうが、表面のタレや脂を短時間でゆるめやすくなります。
熱湯を使うのは、うなぎをゆでるためではありません。冷えて落ちにくくなったタレをゆるめ、流しやすくするためです。
タレを流した後は水気を取って温め直す

水や熱湯をかけた後は、ペーパータオルで軽く押さえるようにして水気を取ります。
表面に水分が多く残ったまま付属のタレを加えると、味が薄まりやすくなります。水気を取ってから温め直し、最後にタレを加えると、好みに合わせて味の濃さも変えられます。
熱湯をかけただけで、身の中までふっくらするわけではありません。柔らかく仕上げるには、その後の温め方が重要です。
詳しい手順は、以下の記事で紹介しています。
水洗いしないほうがよいうなぎもある

「うなぎは洗うとおいしくなる」と聞くと、どの商品にも同じ方法を試したくなるかもしれません。
しかし、専門店で焼き上げた蒲焼きや、真空パックされた商品まで洗う必要はありません。
専門店や真空パックの商品は案内を優先する
専門店の持ち帰り蒲焼きは、タレの量や焼き上がりまで含めて、店の味として仕上げられています。
熱湯や水で流すと、店が意図したタレの風味だけでなく、表面の香ばしさまで弱くなる可能性があります。
販売店から温め方の案内を受けている場合は、自己流で洗わず、その方法を優先してください。
袋のまま湯煎する商品は開封しない
真空パックの商品に「袋のまま湯煎してください」と書かれている場合は、開封して洗う必要はありません。
袋の中で温めることで、うなぎの水分や脂、香りを逃しにくくなります。
山美世の真空パックの蒲焼きも、基本的には袋のまま湯煎してお召し上がりいただく商品です。市販のトレイ入り蒲焼きとは、温め方を分けて考えてください。
タレが薄い蒲焼きまで洗う必要はない
スーパーの商品であっても、タレが薄く塗られ、香ばしい焼き目が残っている蒲焼きは、無理に洗わなくても構いません。
購入した状態の味が好みに合っているなら、そのまま温めたほうがタレの風味を生かせます。
「スーパーのうなぎだから洗う」のではなく、表面に付いたタレの量や状態を見て判断することが大切です。
うなぎを洗うときは短時間で済ませる

タレを落としたいからといって、蒲焼きを長く水に浸けたり、手でこすったりする必要はありません。
加熱済みのうなぎは身が柔らかく、扱い方によっては簡単に崩れてしまいます。
水や熱湯をさっとかけるだけで十分
うなぎを平らなトレイなどに置き、表面と皮側へ水または熱湯をさっとかけます。
タレが完全に落ち切らなくても問題ありません。表面のべたつきや、厚く固まった部分が軽く流れる程度で十分です。
その後は、ペーパータオルで水気をやさしく取り、商品の状態に合った方法で温めます。
熱湯の中へ浸けない
蒲焼きをボウルや鍋の熱湯へ浸けると、タレが落ちすぎるだけでなく、身が崩れやすくなります。
熱湯は上から優しく流すだけにしましょう。
身をこすらない
タレが残っていても、こするのは避けてください。
蒲焼きの身はすでに柔らかく焼き上がっているため、力を加えると皮から外れたり、身が割れたりすることがあります。
水気を残したままタレを加えない
表面に水滴が多く残っていると、仕上げのタレが薄まり、味がぼやけやすくなります。
熱湯や水をかけた後は、ペーパータオルで軽く押さえるようにして水気を取ってください。その後トースターを使ったりフライパンで温め直しましょう。
「余計なタレをさっと落としたら、あとはうなぎを急かさねぇことよ。弱火でやさしく温めりゃ、うまさもちゃんと戻ってくらぁ!」
まとめ|うなぎを水洗いするかは商品の状態で判断しよう

表面にタレが厚く付いた市販の蒲焼きは、温める前に水でさっと流すことで、味の濃さや焦げつきを調整しやすくなります。
冷えて固まったタレや脂を手早く落としたい場合は、水よりも熱湯をさっとかける方法が向いています。ただし、タレを完全に落とそうとしたり、うなぎを湯に浸けたりする必要はありません。
一方、専門店の持ち帰り蒲焼きや真空パック商品は、むやみに洗わず、販売元が案内している温め方を優先しましょう。
島根県松江市・大根島のうなぎ処 山美世では、うなぎを蒸さずに地焼きし、香ばしく仕上げています。オンラインショップでお届けする蒲焼きは、焼き上げた味わいを保てるよう真空パックにしているため、袋のまま湯煎するのがおすすめです。
水洗いがよいか、湯煎がよいかは、うなぎの種類によって異なります。商品の状態に合ったひと手間を選ぶことが、家庭でおいしく味わうための近道です。
山美世のうなぎ
届くのは、老舗の仕事。















