大切なあの人へ。うなぎをギフトする。

ひつまぶしレシピ|スーパーのうなぎが驚くほど美味しくなる!自宅で簡単な作り方

家庭でひつまぶしを作る

スーパーで購入したうなぎの蒲焼。手軽で便利ですが「皮がゴムのように硬い」「独特の臭みが気になる」と感じたことはありませんか?実は、市販のうなぎも適切な下処理を施すだけで、専門店のひつまぶしのようなふっくらとした仕上がりに生まれ変わります。

鰻師 卓

てやんでぇ!家でひつまぶしを最高に旨く食うための極意を伝授してやるぜ。

 下準備:まずは「古いタレ」を洗い流す

うなぎについているタレを熱湯で落とす

市販のうなぎを美味しくする最大の秘訣は、最初からついているタレを一度思い切って洗い流すことです。

パックに入った状態のタレは、時間が経過して脂が酸化し、臭みの原因になっていることが多々あります。バットやザルにうなぎを置き、上から熱湯をさっとかけて表面のタレを流しましょう。このように古いタレや余分な脂を落とし、真っさらな状態に整えることで、後の工程で身の中にまでお茶の成分や新しいタレの味が驚くほど浸透しやすくなります。

水気をキッチンペーパーで優しく拭き取ったら、次の2つのパターンのどちらかで仕上げます。

 パターンA:緑茶で煮る「臭み消しと軟化」の裏技

うなぎの臭みを消し美味しさアップ!

1. フライパンにうなぎが浸る程度の緑茶を入れ、沸騰させます。
2. 沸騰したところへうなぎを入れ、中火で約3分〜4分一気に煮立てます。
3. 取り出して水分を拭き取り、仕上げにタレを塗って軽く炙ります。

 パターンB:フライパンで「酒蒸し」にするふっくら再生術

身のジューシーさとふんわり感を重視したい場合は、お酒を使った蒸し上げが有効です。

1. フライパンに、水気を拭いたうなぎを並べます。
2. 料理酒を大さじ2程度回し入れ、蓋をして弱火で2〜3分蒸し焼きにします。
3. アルコールの揮発とともに臭みが抜け、お酒の旨味成分(アミノ酸)が身に浸透して、専門店のようなしっとりとした質感になります。

ご飯1杯にうなぎはどのくらい?

うなぎのサイズ

ひつまぶしを最後までバランス良く、美味しく食べるための黄金比は「ご飯1杯(約150g〜200g)に対して、うなぎ半身」が目安です。

スーパーで売られているうなぎ1枚(1尾分)を使い切る場合は、以下の分量を参考に準備してください。

・1人で贅沢に食べるなら:うなぎ1枚 + ご飯どんぶり大盛り1杯
・2人で分けるなら:うなぎ1枚 + ご飯2杯(1人につき半身ずつ)

ひつまぶしは、そのまま・薬味・出汁茶漬けと3段階で楽しむため、普通のうな丼よりもご飯が先に無くなりやすい傾向があります。気持ち多めにご飯を用意しておくと、最後のお茶漬けまで満足感たっぷりに堪能できます。

 うなぎを「刻む」

余分なタレを落としたうなぎをカットする

加熱が終わったうなぎを、まな板の上で1cmから1.5cm幅の細切りにします。ひつまぶしは、ご飯や出汁と馴染むように細かく刻む。切る際は、身が崩れないよう包丁を前後に大きく動かして、皮を断ち切るようにするのがコツです。

 ご飯に「底味」をつける

ひつまぶしを作る

大きめの茶碗やお櫃(ひつ)に温かいご飯をよそいます。ここで、付属のタレの3分の1量を、ご飯全体に円を描くように回しかけ、しゃもじで軽く混ぜ合わせます。これが、出汁をかけた時に味がぼやけないための土台になります。(市販のタレを使う場合は少しずつ加えて調整してください)

 刻んだうなぎを敷き詰める

家庭でひつまぶしを作る

丼などにタレを混ぜたご飯の上に、先ほど刻んだうなぎを隙間なく敷き詰めます。この時、うなぎ同士が少し重なるように並べると、見た目が豪華になります。残りのタレをうなぎ全体につけましょう。

 出汁(だし)を準備する

ひつまぶしを家庭で作る際はだし汁も準備しましょう

ひつまぶしの後半戦に欠かせない出汁を作ります。
水300ml(二人分)に対し、白だし大さじ1、または顆粒出汁を小さじ1合わせます。いつも使うお出汁がある場合はそちらを使っても大丈夫です。

 ひつまぶしを堪能する4つのステップ

完成した本格ひつまぶしは、ぜひ以下の手順で味の変化を楽しんでください。

1. そのまま:うなぎの香ばしさとタレの深みをダイレクトに味わう
2. 薬味を添えて:わさび、刻み海苔、ネギで清涼感をプラス
3. 出汁茶漬けで:温かい出汁をかけ、緑茶で引き出した旨味をさらさらと楽しむ
4. お気に入りで締める:最後は最も気に入ったスタイルで贅沢に完結させる

 まとめ:日常を彩る至福の一杯

自宅で本格的なひつまぶしを作る秘訣は、理想のレシピを探すこと以上に、丁寧な「下処理」にあります。緑茶の力を借りて臭みを消し、皮を柔らかくしたうなぎは、もはやスーパーの品とは思えないクオリティです。

少しの手間で手に入る専門店の味を、ぜひ今日の食卓で再現してみてください。

鰻師 卓

どうでぇ、これこそ究極のひつまぶしだ!家でもここまで美味しくなるんだから面白いよな。さあ、冷めねぇうちに粋に食いな!

山美世のうなぎ

届くのは、老舗の仕事。

うなぎ処 山美世 六代目店主 渡部 卓

島根県松江市にて大正時代から続く「山美世」の現当主。 代々続く秘伝のタレを守りつつ、脂を落とさず鰻本来の旨味を引き出す「地焼き(関西風)」の技術を研鑽。「鰻は生き物であり、一尾として同じ個体はない」という信念のもと、季節や個体差に合わせた火入れを徹底。

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